三叉神経痛の治療には、ガンマナイフ治療もあります。

ガンマナイフ治療について

有効性
三叉神経痛に対するガンマナイフ治療の効果は症状によって差があります。
痛みがなくなる(内服薬をやめられる場合もやめられない場合も含みます)のは80%から90%程度、内服もいらなくなる率は60%から75%程度です。
治療後痛みが良くなるまでに時間がかかるのはガンマナイフの特徴で、痛みの改善を実感するまでに1ヶ月、痛みが消えるまで3ヶ月程度、内服薬が必要なくなるまで半年程度というのが一応の目安です。 ガンマナイフも他の治療と同じように再発の可能性があります。3年から5年程度経過を追跡した場合、15%から30%に再発が見られることが報告されていますので、最終的な痛みの消失は50%から80%程度、内服もいらない状態は30%から60%程度です。
健康
副作用
2000年以前には三叉神経痛に対するガンマナイフ治療の副作用は軽く、頻度もせいぜい10%くらいまでと考えられていました。その後治療数が増え、治療後の経過年数も長くなるにつれて、以前に考えられたよりも高い頻度で副作用が出現すること、また副作用の中には日常生活に支障をきたすような強いものもあることがわかってきました。

最近の報告によると副作用の頻度は25%から50%程度です。そのうちの半分以上は軽い顔のしびれであまり気にならない程度のものですが、10%から20%は気になる程度以上のしびれや違和感です。数年以上様子を見ていると
改善することもあります。

しびれが出てくる時期は治療後6ヶ月から2年程度で、いったん痛みがおさまった後に感じるようになります。一般的に痛みの改善が良いとしびれの頻度が高く、程度も強くなりますので、痛みを取り除くためにはある程度のしびれは覚悟する必要があります。
問診
ガンマナイフ治療の適応になる方
三叉神経痛の方が全てガンマナイフ治療の適応になるわけではありません。
まず十分に内服薬を試してみることが大切です。内服薬では痛みが十分におさまらず日常生活に支障がある、または痛みはおさまるものの、ふらつきなどの副作用のために日常生活に支障が残るという方に対しては、ガンマナイフ治療を考えることになります。このような方で、三叉神経を圧迫している血管がはっきりしていて、手術を無理なくできる方についてはまず手術を考えることをお勧めします。

高齢の方、内科的な病気にかかっている方では全身麻酔が安全に実施できないこともありますので、そのような場合は微小血管減圧術よりもガンマナイフ治療を選択することが良い場合があります。実際の治療適否については、ガンマナイフ治療を行っている最寄りの病院を受診して相談して頂きたいと思います。
ガンマナイフ
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